ブランド名のSampaguita(サンパギータ)は、フィリピンの国花になっているジャスミン科の花です。永遠の愛を誓って死んでしまった恋人の墓の近くに生えていた白い花の葉が、「Sumpa kita(「永遠の愛を誓う」という意味)」と風に音を立てているように聞こえたという神話が由来で、Sampaguitaと呼ばれるようになりました。今では広く国民に親しまれており、上品な甘い香りがします。
私たちは、この名前に2つの意味を込めています。1つは、商品素材の産地であるフィリピンを象徴するものとして、そしてもう1つは、私たちの商品とそれを持つ人が「永遠に愛される存在」になることへの願いです。
当社の所在する京都は、長い歴史があって、伝統文化も数多く受け継がれてきている土地ですが、一方では、先進的で新しいもの好きな側面もあります。それは、サンパギータの商品づくりにも反映しています。
商品は主に南国フィリピンの豊かな自然の恵みである天然素材を用いていますが、そこに伝統的な和の感性を融合させ、スタイリッシュなヨーロッパテイストをも取り入れて、現代的なシティライフのシーンにマッチするデザインに仕上げております。そうすることで、他にはないオリジナリティ溢れる商品を生み出してきました。
今後も、変わらない良い部分を保ちつつ、常に新しさを追求する精神を持ち続け、「永遠に愛される存在」となるよう、魅力的な商品を世に送り出していきたいと考えております。
サンパギータの商品は、素材も含めて、ほぼすべてハンドメイドにより作られています。
例えば、定番商品のブリヤシ繊維製バッグ(ブリバッグ)は、扇状に精巧に編み込まれています。南国フィリピンに自生するブリヤシの葉軸部分の繊維を抽出し、天日にて乾燥させ、職人さんが手仕事で1枚1枚仕上げています。ブリ素材のシートは、サークルになっていて、中心から順に、途中2回編み込みのパターンを替えて、3層になるようにこつこつ編んでいきます。この作業は非常に根気のいる作業で、1枚を仕上げるのに慣れた熟練工でも3日間程度要します。
また、天然素材は、均一的ではなく、雑に扱えば痛んだり切れたりしてしまいますが、製品をよく見ていると、素材をきれいに仕上げるために、職人達が努力した跡が見えてくると思います。そうしたことに加えて、作り手の個性も違うので、同じ型で同じ色であっても、どれも1つとして同じモノはなく、バッグ1つ1つが一点モノでもあります。それこそがハンドメイドの魅力だと考えています。
サンパギータについて
天然素材を使用したバッグは、夏っぽい季節感を強調するあまりカジュアルすぎるものになったりしますが、サンパギータでは、質の高い天然素材を厳選し、晴れ着やオフィシャルな場でも持っていける高級感とファッション性を備えた商品を作りたいと考えています。
ブリバッグは天然素材のバッグですが、そのキレイ目の質感から、季節は夏限定ということはなく、春や秋はもちろん、暗めの色目の商品や、ファーをつけるなどアレンジしたりすることで、冬場でも十分お持ちいただけます。
サンパギータの商品は、素材やデザインにこだわっていますが、同時に、使いやすさも追求しています。たとえば、定番商品のハードケースタイプのブリバッグは、マグネットで簡単に開閉でき、パカッと大きく開くため、中の物が見やすく、取り出しやすい構造になっています。それだけでなく、芯が入って堅いバッグ本体は、中身をしっかりガードし、雨に濡れたり、型崩れしたりといったことがありません。
他には、バッグの軽さについても追求しています。どんないいデザインや品質のバッグでも、重くて持っていて疲れるものは、つい敬遠してしまいがちです。
このように、持つ人の使いやすさ、実用性に対するこだわりも持ち続けたいと考えています。
高度に発達した現代社会は、機械化、オートメーション化が進み、大量生産・大量消費がなかば前提となって成り立っている社会です。消費者ニーズの多様化が言われている昨今においても、基本的にその構造は変わっていません。均一的で品質が良く、値段も安い商品が大量にあるからこそ、現代人は豊かな生活を手にしているといえるでしょう。
しかし、他方では、そういった商品で溢れ返っていることで、それらが作られ、お店に並ぶまでの過程に、思いをめぐらすことを私たちはしなくなりました。何かものを買ったとして、どこの原材料を使って、誰がどのように作り、どのような流通経路で自分がそれを手にしたのか、さっぱり分からないということがほとんどだと思います。そんなことはあえて考えなくてもいいのかもしれません。とはいっても、少なくともファッション雑貨はそうであってはいけないと思いたいものです。なぜなら、お客様は自分のセンスで数ある商品の中からひょっとしたらもっと安いものがあったかもしれないにもかかわらず、こだわってそれを選んでくださっているかもしれないからです。
気に入って身につけている商品は使うほどに愛着が沸いてきます。そうなれば、その商品の背後にあるストーリーや作り手について、思いを馳せたくなるのが人間だと思います。その気持ちを受け止めるためには、商品企画、材料の調達から各生産工程まで、ブランドが責任を持って管理し、作り手の顔が見える商品づくりをして、それをお客様に伝えていく努力を続けなければいけないと考えています。
当たり前のことを言っているようですが、実は私たちが知ることのない生産過程では、地球環境に悪影響を及ぼすようなことが行われていたり、過酷な労働や不当な低賃金によって安い商品の値段が維持されていたりする場合もあります。そういうことはサンパギータの商品づくりにおいてあってはならないと考えています。良いやり方で良い商品を作ることで、お客様に満足感と誇りを持っていただきたい。それがサンパギータの何よりの願いです。
ブリバッグは天然素材のバッグですが、そのキレイ目の質感から、季節は夏限定ということはなく、春や秋はもちろん、暗めの色目の商品や、ファーをつけるなどアレンジしたりすることで、冬場でも十分お持ちいただけます。
サンパギータの商品は、素材やデザインにこだわっていますが、同時に、使いやすさも追求しています。たとえば、定番商品のハードケースタイプのブリバッグは、マグネットで簡単に開閉でき、パカッと大きく開くため、中の物が見やすく、取り出しやすい構造になっています。それだけでなく、芯が入って堅いバッグ本体は、中身をしっかりガードし、雨に濡れたり、型崩れしたりといったことがありません。
他には、バッグの軽さについても追求しています。どんないいデザインや品質のバッグでも、重くて持っていて疲れるものは、つい敬遠してしまいがちです。
このように、持つ人の使いやすさ、実用性に対するこだわりも持ち続けたいと考えています。
高度に発達した現代社会は、機械化、オートメーション化が進み、大量生産・大量消費がなかば前提となって成り立っている社会です。消費者ニーズの多様化が言われている昨今においても、基本的にその構造は変わっていません。均一的で品質が良く、値段も安い商品が大量にあるからこそ、現代人は豊かな生活を手にしているといえるでしょう。
しかし、他方では、そういった商品で溢れ返っていることで、それらが作られ、お店に並ぶまでの過程に、思いをめぐらすことを私たちはしなくなりました。何かものを買ったとして、どこの原材料を使って、誰がどのように作り、どのような流通経路で自分がそれを手にしたのか、さっぱり分からないということがほとんどだと思います。そんなことはあえて考えなくてもいいのかもしれません。とはいっても、少なくともファッション雑貨はそうであってはいけないと思いたいものです。なぜなら、お客様は自分のセンスで数ある商品の中からひょっとしたらもっと安いものがあったかもしれないにもかかわらず、こだわってそれを選んでくださっているかもしれないからです。
気に入って身につけている商品は使うほどに愛着が沸いてきます。そうなれば、その商品の背後にあるストーリーや作り手について、思いを馳せたくなるのが人間だと思います。その気持ちを受け止めるためには、商品企画、材料の調達から各生産工程まで、ブランドが責任を持って管理し、作り手の顔が見える商品づくりをして、それをお客様に伝えていく努力を続けなければいけないと考えています。
当たり前のことを言っているようですが、実は私たちが知ることのない生産過程では、地球環境に悪影響を及ぼすようなことが行われていたり、過酷な労働や不当な低賃金によって安い商品の値段が維持されていたりする場合もあります。そういうことはサンパギータの商品づくりにおいてあってはならないと考えています。良いやり方で良い商品を作ることで、お客様に満足感と誇りを持っていただきたい。それがサンパギータの何よりの願いです。